ティトォは街外れの小さな墓を訪れていた。この墓はドーマローラの墓。ティトォらはここでグリ・ムリ・ア打倒に誓いを立てるのだった。その後、ティトォ一行はシュダンの待つ城に到着する。招き入れられた先は、なにやら不穏な空気。実はここで、ティトォ一行を不審者だと思っている実権者ジンナに証明すべく、御前試合を行うのだった。早速ミカゼとグリン護衛の一人、ハイロゥが勝負に出る。
ミカゼは押され気味だった。ミカゼは自分の無力さを実感する。ミカゼは誓う。ティトォらの力になることを。
ミカゼはありったけの力をこめ、ついにはハイロゥを下すことに成功した。続くリュシカ対パンナケトル戦。リュシカはこの試合で今後の動向を決めるという。しかしパンナケトルは強かった。次の一手で決めるべくリュシカは新必殺技の準備にとりかかる。
寸手のところで軍配はパンナケトルに上がった。落ち込むリュシカだったが、すぐ次の試合が始まる。サン対ハワードはサンの自爆で簡単に決着が付いた。続くジール・ボーイ対ブラウリー戦はジール・ボーイが圧倒的な力を見せ、これまた簡単に決着が付く。最後にティトォ対シュダン。いざ試合が始まろうとするとき、後ろの扉が開いた。現れたのは国王バレット。ティトォは喜びの表情を見せる。
バレットは鋭い目つきでティトォをにらみつける。そしてシュダンから武器を取ると、全力でティトォを叩きのめした。ティトォには約束があった。50年前、もっと強くなって帰ってくると。今、ティトォはバレットの一撃を受けて立ち上がった。そうしてバレットはティトォを暖かく迎え入れたのだった。遠い国ではヨマが暴れまわっていた。そこにブライクブロイドがヨマを動かそうと出向いてくる。ヨマはしぶり、一触即発となる。
ブライクブロイドはヨマのせっかく集めた城を破壊。怒るヨマ。そこに弟子のエイキとボブリッツも集う。そしてブライクブロイドとヨマの激しいぶつかり合いが起こる。一方のグリンは母親が既に死去していたことを知り、墓参りに出かける。ヨマは魔法の使えないブライクブロイドを制し、またどこかへ去っていった。
グリンは母親の墓に花を手向け、その存在を実感していた。そのころのミカゼは自分の存在意義について悩んでいた。自分の役割はここで終わりではないかと。アダラパタ一行は平和な一時を過ごしていた。そのひとり、カイザートはアダラパタの行動に疑問を感じていた。そのころ茫然自失のミカゼ。そのミカゼに、ふとしたことで、突然謎の存在が取り憑いてしまうのだった。
ティトォは秘策、マジックパイルの研究に励んでいた。バレットから魔法大会にでることを進められ、ティトォたちは参加することになった。魔法大会は一発芸大会。楽しいひとときが流れるのだった。