さらに攻撃を続けるエイキたちだったが、ここでミカゼにとり憑いたシシメがミカゼの体を操作、相手の攻撃を受け止めるのだった。不利と思ったエイキらは退却の準備をする。グリンが追い詰めようとしたが、突然城の斬り裂き魔がグリンの魔法器具を破壊、退却の隙を許してしまう。だが、戦いはこれで終わりではない。右腕の魂を奪われたジール・ボーイはヨマを食い止めることができなかった。迫るヨマ。立ち向かうティトォ。ティトォは毒薬を飲み、自ら存在変換を起こす。そしてプリセラとヨマの激突が始まる。
城から離れ、いよいよ始まる激戦。勝負は一見プリセラ側に有利かと思われた。だが、ヨマは瞬時にダメージを回復してしまう。バレットは言う。プリセラの腹の文字はその中にいる赤子を守る結界だと。そう、プリセラの仲には100年、もうひとつの命が眠ったままになっているのだ。そしてヨマはついに最終奥義を使う。一方城ではサンがカミッツと思しき人物を発見する。
魔法を使い、光刺態になったヨマ。プリセラがたたみかけるが、攻撃は通用しない。相手の猛攻が続く。光刺態ヨマに物理攻撃は効かないのだ。プリセラはヨマが影を避けていることに気づく。プリセラは腹の子に誓う。絶対に死なないと。全力を出してヨマを影に押し込むプリセラ。だが寸手のところで敵わなかった。しかしそこでミカゼらの助けが入る。決まったと思われた勝負。だが、ヨマの方が一枚上手だった。ヨマの攻撃を受け、プリセラは深手を負ってしまう。
甦る100年前の風景。そこにいるのは亡き夫、マギ。プリセラはこんなところで死ねない。とどめを刺そうとするヨマだったが、そこで斬り飛ばしたプリセラの腕がなにやら変化を催す。ヨマは星のたまごを刺激し、自らも不老不死を欲するのだった。皆が不気味な圧迫感を感じ始める。アダラパタは急いでブライクブロイドに連絡する。大魔王デュデュマが復活すると。ここでジール・ボーイが戦線に追いつくのだった。
デュデュマ復活の一報に動揺するグリ・ムリ・アたち。戦場ではプリセラをリュシカたちが逃がし、ジール・ボーイが再びヨマの相手をする。プリセラは存在変換を行う。ジール・ボーイはヨマの力の前に敗北寸前だった・と、ここでメモリア三十指たちが暴走するヨマを押さえにかかった。アダラパタも止めに入るが、ヨマはそれをふりきって星のたまごをもとめプリセラを追うのだった。しかし、そこに待っていたのは魔法を構築するアクア。不意を狙われたヨマはアクアの大魔法を直撃してしまう。
吹き飛ばされたヨマ。アクアは殺すつもりで本気の魔法だった。ヨマは深手を負い、アダラパタにいさめられるのだった。翌日アダラパタらは堂々と城の正面からやってきた。アダラパタは街の人々の安全をちらつかせ、メモリア魔法陣への参加を希望するのだった。要求を跳ね返すアクアだったが、アダラパタは落とし前にボブリッツの命を取る。バレットはしぶしぶ命七乱月封印解除儀式メモリア魔法陣の開催を宣言するのだった。
ミカゼは面にとり憑いたシシメと仲良くなり、魔法陣に向けて山奥での修行に出るのだった。魔法陣は1対1対1の戦い。ミカゼやグリン、リュシカも参戦することになった。いざ修行というミカゼの前に、メモリア三十指のメルチナとコモレビが現れる。彼女らは死んでしまった仲間とこれから死ぬかもしれない自分たちの墓を作って欲しいとミカゼに頼みに来たのだ。止めようとするミカゼだったが、彼女らは女神を厚く信奉するのだった。そして彼女らは戦場で再会することを暗示し、去っていった。