ミカゼとエイキの戦いが始まる。エイキは城でミカゼが見せた防御技について確かめようと攻撃に出る。そこにミカゼは万象の杖を使い、一撃を浴びせる。しかしエイキはさらに立ち上がり、ミカゼを追って攻撃を仕掛ける。ミカゼは右腕を負傷し、右腕を使っての万象の杖ができなくなってしまうのだった。
イドとリゼルは島を見学に来ていた。島ではミカゼとエイキの戦いが続く。シシメはミカゼに降参を迫るがミカゼは応じない。ヒルドゥマーロの機転で森に逃げ込み反撃を見せるが防御され、毒撃を受けてしまう。もがき苦しむミカゼ。強くなると心に誓いミカゼは立ち上がるが、エイキも最終奥儀を完成させていた。ミカゼは左腕でも万象の杖を使おうとするが、エイキはそれを見切り、地面を崩して攻撃にかかるのだった。
迫るエイキの攻撃。ミカゼは初めて敵と認められたことに気づき、万象の杖を使う。そして見事にカウンター技を決めるのだった。吹き飛ぶエイキの脳裏にヨマの言葉が浮かぶ。エイキは腕の固定をはずし挽回しようとするが、そこにさらなるミカゼの追い討ちが決まり、エイキは気絶する。ミカゼも気を失うが、ここに魔法陣進出者はミカゼに決まるのだった。試合が終わって呆然とするエイキの前にアダラパタが始末に現れる。そこにグリンたちが止めに入るが、エイキは自ら首を掻き切り、死に至るのだった。グリンたちはこの悲劇を止めることを心に誓う。一方月丸は偶然シャルロックと出会う。そこに太陽丸も現れ、魔法陣での戦いを言い残して去っていった。続いて魔法陣第2回戦が始まる。
シャルロックは故郷のみんなのことを思い出し、悲しんでいた。その頃ジール・ボーイはメルチナと交戦、激しい応酬が繰り広げられていた。シャルロックはその戦いに怯えながらも、なんとしても勝ち進み、一族の敵を討つことを心に決める。ジール・ボーイとメルチナは相対し、メルチナは全魔力をかけぶつかりにいく。力で押されるジール・ボーイだったが、ここで合成魔法拳の復活を試みるのだった。
拳に魔力を集中させるジール・ボーイと、それを阻止しようとするメルチナ。メルチナはジール・ボーイの兄のことを告げ、揺さぶりにかかる。兄エル・ボーイは三十指になっているとのこと。メルチナは自分のためにも、友のためにも必ず勝たなくてはならないと決意し、全力で挑む。だが、メルチナの揺さぶりは逆効果に転じ、ジール・ボーイはついに片手で合成魔法拳を復活させるのだった。
ジール・ボーイの一撃を受けて損傷するメテオン。ジール・ボーイはさらなる合成魔法拳の追い討ちをかける。ジール・ボーイにも疲労が溜まるが、メルチナも体力の限界にきていた。メルチナは不意打ちを狙うがジール・ボーイはそれを見切り、三撃目の合成拳をメテオンに浴びせ、ついに崩しに成功する。崩壊するメテオンと、落下するメルチナ。ジール・ボーイはメルチナを助け、魔法器具を奪う。最期までメルチナは抵抗するが、ジール・ボーイは戦いの終わりを優しく告げるのだった。とそこへシャルロックの姿が。不意を突かれたジール・ボーイはそのままシャルロックの魔法を受け、あえなく敗退する。メルチナは城に引き取られ、アダラパタは試合の結果をブライクブロイドに報告する。とそこに斬り裂き魔が登場。アダラパタは斬り裂き魔ことコルクマリーに、いざというときには命七乱月を奪取するよう告げるのだった。
ジール・ボーイは試合に負けた腹いせにやけ酒。ジール・ボーイはシャルロックの力をアクアらに警告する。久々ののんびりした一日を過ごす一行だったが、そんな日にまた事件は起きた。その女性は昼間、街にデートにやってきた。その相手コルクマリーはなにやら不気味なことをしゃべりだす。彼女の身に何かが起こる。10本…試し斬り…不気味な言葉を残してコルクマリーはゆっくりその場を立ち去った。そして彼女は血の海に沈む…。一方のアクア一行は島へ。リュシカはひどく緊張していた。アクアは自身の勝利を確信している。イドも自信満々で二人を待つ。城ではシュダンとコミドルが斬り裂き魔について話していた。シュダンは言う、身分を偽装した痕跡のある者を見つけたと。それはまさしくコミドルのことだった。カミッツとサンも現れ、昨日の事件のあった日どこにいたのかコミドルを問いただすのだった。