山の奥深く、そこにリュシカの知り合いの三十指の一人、クライムはいた。帰れと促すクライムだったが、ティトォは彼を挑発、知略戦でクライムを説得させるのだった。一方アダラパタはジール・ボーイと接触、ジール・ボーイは他の三十指がすべて敗退したら話に乗ってもよいと約束した。ティトォはクライムのアジトでガシャロという三十指のついて聞いていた。そしてガシャロのもとへ侵入する計画に関心を持つのだった。
ガシャロ教団には大勢の信者がいて、裏でガシャロは金を巻き上げてた。そのもとにアダラパタが現れる。不老不死の3人について協力を要請するが、ガシャロは計画をひとりじめしようとしていた。ティトォはクライムのガシャロ討伐に協力をすると言い、多少の金銭の分け前を要求した。そしていよいよのりこむティトォとリュシカ、クライム。しかし教団本部の手前の砂地についたとき、突如としてガシャロが不意打ちを仕掛けてきた。なすすべもなくやられるティトォだったが、そこに見覚えのある狐の面をかぶった少年が助けに現れるのだった。
ミカゼは3人を断崖の上まで送り返す約束を忘れていなかった。そしてミカゼは誓う。強く生きたいと。こうしてティトォらの反撃が始まるのだった。ガシャロの強力な魔法と、4人の連携攻撃が激しくぶつかり合う。ティトォの強化魔法により一見ティトォ側に有利に見えた戦いだったが、ティトォには疲労の色が見えてきていた。
ガシャロを問い詰めるティトォ。ガシャロはティトォこそが三十指の敵であると言う。しかしミカゼたちはティトォを信じていた。自分を救った女神のためにとなお襲い掛かるガシャロ。しかし、その時、ティトォの魔法の効力が突如として切れる。ティトォはアクアの時と同じ、体力の限界が来てしまったのだ。ミカゼらが奮戦するも、試合はガシャロ側に有利。状況を見たティトォは自らに刃物をつきたて、アクアを呼び出すのだった。
ついにアクアが再び姿を現した。その強大な魔力でガシャロの攻撃を次々跳ね返し、試合は膠着状態となる。その様子を遠くから見るアダラパタと、女神の三十指、コクマとドルチル。単独行動に出たガシャロをアダラパタはデータ収集に使うのだった。アクアが大魔法の構築を始める。最後の抵抗を見せるガシャロだったが、それもむなしくアクアの魔法が放たれる。しかし、アクアはガシャロを殺さなかった。ガシャロは悟った。女神は、何も与えてくれなかったと。