第21話ガシャロと夢を乗せて

あらすじ ガシャロ殺害
ガシャロの魔法器具を破壊するアクア。これでもうガシャロは魔法を使えない。ガシャロはそのまま、ガシャロ教に侵入操作していたジール・ボーイの特捜隊員に連行されることとなった。ガシャロは人を殺したことがなかった。道中、ガシャロはやり直したいと願った。しかしその場にアダラパタが登場。無力なガシャロの魂を操作して、ついに死に至らしめるのだった。最期にアダラパタはいう。ガシャロを空っぽにしたのは女神であると。

感想

グリ・ムリ・アは存在を司る力、すなわち星のたまごを使って大昔の魔法を蘇らせたという。大昔、っていうのはデュデュマが存在してそれに立ち向かう力が必要だったっていう時代だな。にしてもグリはどこで星のたまごをあれだけ探すんだろう。グリが復活させようとしているとんでもなく大きい存在。「女神」にあたる存在だろうか。

ルパンじゃなくてポンタックでもなくてボラバートンがガシャロを連行する。ジール・ボーイをバカにするアクアが面白い。しかし土塚漫画の題名は上手いな。格好いいよ。「ガシャロと夢を乗せて」か。ガシャロは連行される中、更生を願う。目を覚ましやり直したいと願うガシャロは実に感動的、人間の弱さと強さをさらけだしているようにも見える。しかしそこにアダラパタ登場。この場面はよくできているな。アダラパタがグリに人を支配する方法を教えたという。やっぱり真の悪玉はアダラパタだな。ガシャロはアダラパタの魔法の前に散る。最後の髪が抜け落ちる演出は哀れすぎる…。

ラブラブブラリー教…入りたい…。


第22話動きだしたコクマとドルチル

あらすじ ロイドたちが襲い掛かる
クライムは戦線から離脱したが、ミカゼとリュシカはアクアについていくことを決意する。一方コクマたちとアダラパタは次の作戦を練っていた。そして特捜隊のジール・ボーイもコクマとドルチル逮捕に動き出す。そして一時ばらばらになったミカゼたちに、突如アダラパタの刺客が襲い掛かるのだった。

感想

コクマも女神を厚く信奉している。影でにやりと笑うアダラパタが黒い。テンション上がってきたぜーーッ!!アクアの命で泥棒させられるミカゼとリュシカ。鬼か。お金もらったんだから買えよw。クライムの過去、何気に重要事項だったのに…。ミカゼはお面はずしちゃミカゼじゃないわな。獣人だもの。よくよく見るとお面つけた主人公ってかなり奇抜なんだよな。でもミカゼならなんら違和感ないのが…。

アクアは罪人であることを認める。一体100年前になにがあってグリらとのつながりはどうだったんだろうか。ミカゼも自分の約束を忘れてはいない。かならずTAPを家に送り返すと。お面に血印が入る。グリ・ムリ・アはアダラパタが来る前はどんな計画を実行してきたんだろう。これまた謎だ。そしてバレットの魔法とは。ミカゼは魔法大会に思いを馳せる。でも一発芸大会…。

ジール・ボーイが動き出す。ジルは女神の正体を暴き家族の失踪の原因を知るため三十指となった。だが兄貴への根強いコンプレックスから最強を極めることに心を奪われ空っぽの人間だった、ってところか。ミカゼらにコクマの刺客が襲い掛かる。話に直接の関係はないが、バルラ事件はちょくちょく話題に上る。


第23話ミカゼとリュシカの成長

あらすじ ロイドたちとの戦い
その刺客は反政府運動を行う軍人たちだった。アダラパタがそれを利用し、魂を操作しているのだ。応戦するミカゼたち。彼らは自分の力が強くなっていることに気づく。ティトォの魔法の副作用だった。ミカゼらはいとも容易くその刺客を撃退するのだった。アクアには詰めの一手にドルチルも向かうが、ドルチルもものの見事に惨敗する。

感想

バルラ事件は完全にジルの強さを引き立てるだけの設定だが、これはこれで掘り下げても面白い内容ではあった。襲い掛かるロイドたち。ミカゼとリュシカは成長を見せる。今まで死の危険を顧みず戦ってきた成果か。土塚漫画は努力によってキャラが生長する描写が少ないのでもっとあっても良いかなと思う。にしても重火器相手に余裕のアクアも凄いな。どんな戦闘能力しているんだ…。全然一般人並みじゃないじゃんかw。

ドルチルが襲い掛かる。でもってさっくりやられる。でも3つも数えれば立ち直る。奇跡のバカ。この再生能力は実は最強なんじゃなかろうか。魔法も使用者がドルチルじゃなきゃかなり強いんだが…。


第24話アクアと歌う少女

あらすじ チェリーの宿
なんどもなんども現れるドルチル。そのどさくさに紛れてコクマの魔法がアクアに設定された。尾行をするコクマたち。一方アクア一行は街の宿に泊まっていた。その宿の娘に妙な関心をアクアは示す。どこかその娘はアクアの100年前に失った妹に似ているのだった。アクアたちはひとときの平和を満喫していた。

感想

リュシカに腕相撲で負けるバカ。悪口を言われ凹むバカ。ぼこられるバカ。バカのオンパレード。アダラパタに金槌でぶたれ記憶を取り戻すガラス細工のバカ。まあそんなわけで霊磁砲の構築が始まる。どうしてアクアらにばれないのかは置いておこう。アクアはチェリーに機嫌を良くする。リュシカとミカゼに偽者扱いされる。考えることは一緒か。リュシカの冷静なつっこみが炸裂する。アクアとしてはアロアを髣髴させる子とであって100年前の幸せを感じていたんだろうな。それがなにかの罪を犯したばかりに平凡な人生を奪われ、敵と戦い続ける宿命を負う。うーん、重いな。

ティトォの爆裂的な似顔絵は放っとこう。全体的に日常の雰囲気がよく出ていて、こういうMPもいいなと思わせる話だった。一般人からTAPの戦いを見守るライトも初登場する。


第25話アクアとライト

あらすじ ライトとの会話
ライトという記者がアクアの下を訪ねてきた。彼は、不老不死や100年前の出来事についてよく知っていた。話し合いに応じるアクア。ライトは祖父が魔法使いに殺されたという。彼は真実を求めていた。アクアは最後に言う。無限の命を手に入れたのではない、死を失ったのだと。その裏ではジール・ボーイもまた真実を探っており、また、コクマの魔法が着実に完成に向かっていた。

感想

なぜバレんのだ。。コクマの台詞をそっくりそのまま使って見る。なんだかんだあってもTAPを一番追い詰めたのはコクマたちなんだよな。まあいつもMPはぎりぎりの戦いが多いけど。アビャク、ガシャロ、ヨマと。ライトは物事を考えるとき言葉を繰り返す独特の癖があるな。ライトはグリについても調べている。ライトの旅の終わりっていつになるんだろう。いつか全ての真実を知ってバンに報告するのか、そういうラストが見える。

アクアは笑う。不老不死を追い求める人間を。不老不死になった当人にとっては、それは得たものではなく、死を失ったことに等しいのだと。生を失ったのだと。それをアクアたちは知っている。アクアは誓う、生を取り戻すために女神を倒す大魔王になることを。うーん。このくだりは深いな。TAPの100年の生き様が反映されているかのようだ。過去を写す街…か。そして霊磁砲の完成が迫る。


第26話アクアと霊磁砲発動

あらすじ コクマ戦
以前ミカゼたちを襲った兵士たちがミカゼを探し出してコクマのことを告げた。いそいで宿から逃げるアクアたちだったが、コクマらもそれを追ってきて戦闘に入る。予想外の攻撃にアクアはコクマの魔法攻撃を許してしまう。しかし、幸運が重なりコクマの魔法は回避できた。だがさらにドルチルの攻撃が続く。危機に思われる展開だったが、そこにジール・ボーイが助けを差し出してくるのだった。

感想

使いっぱしりのミカゼ。リュックでかすぎだろw。改心したロイドらがコクマのことを教えてくれる。アクアを探すミカゼ。ってアクアは宿にいるんだろw。しかもリュックどこいったんだ?アクアはアロアをチェリーに投影する。アクアは100年アロアのために生きてきた。それが今度は敵に回ることになろうとは。いやまだアロアが舞響大天と決まったわけではないが。

機敏なデブ大活躍。意外とドルチルが強く見える。p166、5コマ目、驚きすぎだろwたかが耳栓で。ドルチルは母親似だといわれるとマジベコみする。どうみても正論なんだが…。てゆうか気にしているんだ…。さすがガラス細工のバカ。アクアが追い詰められる。だが不安定な変換のため難を逃れる。運がいいな…。ドルチルの攻撃が続く。この流れ、結構熱い。ドルチルが格好良く見えてしまう。いかんいかん。で、さらにジルが登場。面白く盛り上がってくる。テンション上がってきたぜーーー!!

何度も言うようだがMPの戦闘は、追い詰められる→間一髪難を逃れる→一挙に優勢に、ってのが定番となっている。こんな少年漫画っぽい展開いやだって人には受け入れられないかもしれないな。