ライトはティトォらの情報を整理していた。ライトの下にはこんな情報も入っていた。辺境の民族、シャラカ族が三十指によって全滅させられたのだ。そのひとりシャルロックはおきて破りな少年だった。村には五大石があった。そこに、月丸が攻めてきたのだ。次々に惨殺される村人。その月丸の前に村の英雄、竜に乗ったシャンが現れるのだった。
月丸の前に、強大なエンペルドラゴンも破れてしまう。シャンは必死で攻撃を仕掛けるが、魔法使いには通用しない。不意をついて一撃を入れたはずだが、もう一人、太陽丸の魔法によりそれも徒労に終わった。ついにはシャンも殺され、村の子供たちも皆殺しにされるのだった。シャルロックも死を望んだ。しかし月丸らはシャルロックに眠る強大な魔力に注目、三十指に連れ込もうとするが、かろうじて生きていたエンペルドラゴンがシャルロックをつれて逃げ出した。そして五大石を手にしたグリ・ムリ・アはアダラパタのメモリア攻撃を許可するのだった。
空港までの途中で大食い勝負をするプリセラ。そのころクライムはリュシカの店の建て直しを影ながら手伝っていた。夜、一人でいるクライムのもとにティトォが姿を現す。しかし、それは太陽丸の魔法で化けた月丸だった。不意打ちを食らい倒れるクライムだったが、すぐさま魔法で回復、反撃に出て月丸にダメージを負わせることに成功した。その場に太陽丸が現れ、月丸をつれて引き返す。クライムもまた、ティトォらが目指すメモリアへの意志を高めていた。
ジール・ボーイもまた亡きメッツに誓いを立て、メモリアへ行く決心をしていた。空港についたミカゼたち。すると突然、あたりが異空間に閉ざされ、そこにブライクブロイドと舞響大天が自己紹介に現れるのだった。舞響大天はプリセラを強引に存在変換させ、アクアを呼び出す。舞響大天はアクアしか知らない100年前の出来事をしゃべった。そして素顔を現した舞響大天に、アクアはその名を呼んだ。アロア…と。
神器を発動させ、その場でアクアを殺そうとする舞響大天だったが、ブライクブロイドによって阻止され、そこにさらにクゥが止めに入る。そしてティトォに変換したその前に、グリ・ムリ・アが姿を現すのだった。この先の戦いを暗示して去ってゆく三大神器たち。ティトォらはあらたにグリ・ムリ・アらに対する怒りを露にした。一方アダラパタは女神と三大神器を駒にとり、メモリアへの攻撃を容認させた。ジール・ボーイも女神打倒に向け動き出した。アダラパタは新たな三十指たちをメモリアに呼び出した。ティトォらは悟る。三大神器を倒すときこそ、100年の旅が終わると時だと。