ジール・ボーイは少年時代から才能ある兄エル・ボーイの人間性にあきあきしていた。やがてエル・ボーイ、続いて母親が失踪し、そこに女神が現れる。ジール・ボーイは家族の失踪と女神の謎を追うため自ら三十指となり、五本の指として、またアルカナ大陸特捜隊の隊長として、他の三十指を監視していた。アダラパタは最強を極めることに心を奪われ空っぽになっていく。アダラパタがTAP討伐のために話を持ちかけてくると、他の三十指が全滅したときに話を聞くといい、その場を後にした。ジール・ボーイはバルラ事件を解決し、バルラから事情を聞いてその裏にいるコクマとドルチルを逮捕しようと行動を起こす。そしてドルチルらとアクアが対決している現場に現れ、アクアを攻撃から救う。コクマの魔法器具を破壊し、その場の全員を連行しようとするが、そこでアダラパタからの警告が入りやむなく中断する。そしてアダラパタから女神に近寄る術を示され、それに興味を示す。その後TAPと戦うことを決意し、軍から身を引き、またアダラパタが巧妙に両者を引き付けたことでいよいよTAPとジール・ボーイの戦いが始まる。一行の攻撃を蹴散らし、アクアの大魔法も跳ね返して勝利を得るが、そこでアクアがプリセラに存在変換、一転して圧倒的力差を見せつけられ、敗退する。試合後プリセラに仲間になるよう告げられるが一旦は断る。そこにアダラパタがメッツを従えて登場し、メッツの安全をちらつかせ、ジール・ボーイは右腕の魂を奪われることになる。そしてメッツが自害し、ジール・ボーイは憤激してアダラパタを攻撃しようとするがブライクブロイドの援助が入ってそれは叶わなかった。その後はしばらく独りになって考え、やがてメッツに誓いを立て、TAPを追ってメモリアにわたることになる。メモリアではTAP一行とアダラパタ一行が対立していて、そこにジール・ボーイは到着した。そしてティトォの仲間になる。御前試合をあっさり下し、メモリアで家族の捜索願を出す。また魔法大会に出場し、しばしの休息を得るが、そこにヨマ襲来、ジール・ボーイとヨマが街中でぶつかりあうことに。ヨマに押され敗退するが、なおもヨマを追撃し、プリセラの窮地に到着、プリセラを逃がし、再びヨマとの戦いになる。ヨマに敗れそうになるがそこで三十指がヨマを抑えにかかり、事なきを得る。その後は片腕だけでも合成魔法拳を完成させると意気込み、いざメモリア魔法陣へ。メルチナと激戦を繰り広げ、兄エル・ボーイのことを聞く。そしてついに合成魔法拳を復活させる。合成魔法拳でメルチナを完全に打ち負かすことに成功し、メルチナの魔法器具を奪ってメルチナを助けるのだった。試合後はバレットの過去話を聞き、自分の力でグリ・ムリ・アを倒す決意を新たにする。